省燃費対策・・・エコノモードの設定など


 昨今のガソリンの急激な値上がりは、燃費が悪くなりがちなチューニングカーには厳しいものがあります。そこで、少しでも燃費を良くするためのヒントをまとめて見ました。

1、セッティングを見直してみる。

 AE86やロードスタークラスでは、ちゃんとしたセッティングが出ていれば、余程過激なチューン(304度カムとか)でない限り、街乗りで9〜10km/l、高速巡航で11km/l程度は走ります。そんなに走らないという場合はセッティングに問題があるかも知れません(運転に問題がある場合もありますが)。

・不必要に濃い目になっていないか・・・アクセルを大きく開けた時は12.5前後の空燃比が最適ですが、アクセルを戻している時は14〜15程度の空燃比の方が燃費も良くプラグも汚れません。レスポンスを気にするあまり、濃くなり過ぎていないか見直して見ると良いと思います。薄くしてレスポンスが悪化する様であれば、加減速補正や非同期噴射を増やす事で対応できます。

・マップにむらがないか・・・噴射量マップの場所によって空燃比が大幅に違っていないか。いろいろな回転数、アクセル開度でいつも同じ程度(または目標とする)空燃比になっていますか。普段、あまり使わない部分も確認してみましょう。

・水温補正が多すぎないか・・・Freedom Computerの初期値の水温補正は少し多めになっています。走行に差し支えない範囲で減らすと効果があります。
 

2、巡航時に薄い空燃比を使う様にセッティングする。

 Freedom Computerでは標準でエコノモードが備えてあり、働く様に設定する事で巡航時に薄い空燃比を使用する事ができます。また、空燃比計連動機能を使用している場合は、空燃比マップを工夫する事で巡航時に薄くできます。ただし、この機能が理想的に働いても、それによる省燃費効果は7〜8%程度と想定されます。
 

・空燃比計連動機能が付いていない、または、付いていても使用していない場合−>エコノモードの設定

 ECONO.FCPファイルを右クリックでダウンロードし、FCSSのデータフォルダーにコピーしてから、FCSSとFreedom Computerを接続し、ファンクション4の転送メニューの、2、ファイル(全体)−>Freedom Computerを選択して、Freedom Computerに転送する。
 ECONO.FCP
 設定が終われば2000〜5000回転の巡航時にエコノモードに入って、最大18.3(計算値)まで空燃比を薄くします。エコノモードに入ると少しアクセルが重くなったような感じがしたり、気付かないうちにスピードが少し落ちている場合があります。エコノモードに入る条件は空燃比フィードバックが働いていて、フィードバック補正係数が5秒間連続して0.98〜1.02に入っている事が必要です。したがって、噴射量マップがちゃんとできている事が必要です。
 

・空燃比計連動機能を使用している場合(空燃比計連動機能を使用してセッティング後、フィードバックを止めて空燃比計を外している場合も含む)−>省燃費空燃比マップの使用

 ECOMIX.FCPファイルを右クリックでダウンロードし、FCSSのデータフォルダーにコピーしてから、FCSSとFreedom Computerを接続し、ファンクション4の転送メニューの、2、ファイル(全体)−>Freedom Computerを選択して、Freedom Computerに転送する。
 ECOMIX.FCP
 2000〜5000回転の巡航時に読む部分の空燃比マップが最大18.0まで薄く設定されます。ハーフスロットル時の加速が悪くなりますが、アクセルを大きく踏み込んだ場合の加速は変わりません。
 

使用上の注意

 エンジン仕様によっては18前後の空燃比では正常に燃焼が行われない場合があります。この場合、走行がぎくしゃくしたり、エンジンが軽く振動したりします。症状が出た場合は空燃比を少し濃い目になる様にエコノマップ、または、空燃比マップを修正してください。
 エコノモードでは噴射量マップにむらがあった場合、意図した以上に薄くなってしまう場合があります。
 空燃比計連動機能の設定がどうなっているか良く確かめてからファイルを転送してください。誤ったファイルを転送した場合は走行不能になります。
 

3、運転を工夫する

 実は、上のふたつよりこちらの方が効果が大きかったりします・・・

・不要なアイドリングはしない−>今や一般常識ですね。エンジンが冷えている時のウォーミングアップも止まったままやる必要はありません。駐車場からすぐ幹線道路にでなければならない様な場合以外は、エンジン掛けたら直にゆっくり走り出しましょう。徐々にペースを上げればミッションやデフオイルも暖機され好都合です。

・加速時に引っ張らない−>回転を上げずに早めにシフトアップしましょう、F1風に言えば「ショートシフト」です。普段より何百回転低くと決めて行なうと効果的だと思います。

・アクセルを急激に動かさない−>アクセルを急激に踏み込むと加減速補正や非同期噴射が入り、その分余分にガソリンを使います。

・ヒールアンドトウは最小限に−>そもそも一般道でヒールアンドトウをやる必要があるかという事になるのですが・・・それでもやりたい場合は、ブレーキで十分減速後、最小限のレーシングで回転を合せましょう。

・なるべく一定のスピードで走る−>減速すれば加速した時のガソリンを損した事になります。一般道ではなかなか難しいと思いますが、前方の交通状況を良く見て不要な加減速をしない様に工夫しましょう。車間距離を多めに取れば前の車の加減速の影響を受けにくくなります。

・高速道路でやたらスピードを上げない−>高速道路ではスピードを上げるほど燃費が悪くなります。

 他にもいろいろありますが、きりがないのでこの辺にしておきます。