気筒別制御の使用方法

全般

噴射量微調整

  1. 使用できるのはノーマルでシーケンシャル噴射になっている車両、および、オプションでシーケンシャル噴射にしている車両です。他の噴射方式(グループ噴射、同時噴射)は使用できません。
  2. ポートや燃焼室形状等で特定の気筒のみ空燃比が薄い場合や、冷却水の流れなどで特定の気筒のみ焼け気味になる場合に使用します。使用前にスロットルのバランスやインジェクターの不良等のメカニカルトラブルでない事を良く確認してから使用してください。
  3. 噴射量を増やしたい気筒の係数を増やします。1.000が増減無しで、5%増やしたい場合は1.050にします。
  4. 全体の空燃比を変化させたくない場合は、残りの3気筒の値から増やした量の1/3に相当する値を減らします。上記5%増やした例ではその1/3にあたる1.7%を減らせばよいので、残りの3気筒は0.983になります。
  5. 数値の変更を行った時は実際に増量の効果が出ているかプラグの焼け具合等を良く確認してください。特にオプションでシーケンシャル噴射にしている車両では配線ミス等によって目的の気筒と異なる気筒が増量されてしまう場合があります。
  6. 通常は多くて5%程度の補正で良いと思われます。これを越えて補正が必要な場合は、メカニカルトラブルが発生している可能性がありますので良く確認してください。

点火時期微調整

  1. 全ての点火方式で使用できますが、AE86用、AE92前期用、AW11NA用ではディストロビュータをAE92後期用に交換する必要があります。
  2. ポートや燃焼室形状、あるいは、冷却水の流れ等によって特定の気筒のみノッキングが起き易い場合に、その気筒のみ点火時期を少し遅らせる事で全体の点火時期を進める事ができます。
  3. ノッキングが全気筒か特定の気筒のみかを判断するには、ノッキング音の周期などで判断してください。
  4. ノッキングが起きている気筒が何番か判断できる(難しいと思います)のであれば、その気筒の値を−2〜−5(遅らす場合はマイナスの値を入れます)にして効果を確認してください。
  5. どの気筒か不明な場合(ほとんどはこちらと思います)は、1気筒目から順に−2〜−5を入れて効果を確認します。もし、効果がないようであればその気筒の値は0に戻し、次の気筒に−2〜−5を入れて確認を続けます。
  6. 効果の確認は設定前後で条件が変わらない様に十分注意してください。特にハーフスロットルでノッキングする場合等はバキュームメーターなどを使って前後で条件が変わらない様にしないと判定ができなくなります(ノッキングが起きる様に無意識にアクセルを調整してしまう為)。また、水温は当然ですが、吸気温、油温などもノッキング起き易さにかなり影響しますので、極力条件が変化しない様に工夫してください。
  7. 複数気筒で補正する事も可能ですが、2気筒までに留めた方がよいでしょう。
  8. アイドル状態では補正は掛かりません。

その他